GRINDURO! JAPAN 2019
みなさんハロニチワ(-_-)
ダイキです。
グラベルライドのシーンが盛り上がりをみせる昨今、最もアツいと言われてるメリケンはカリフォルニア発祥のレースイベントGRINDURO! がここ日本、信州斑尾高原で開催されるというワケで偵察に行って参りましたのでご報告を。
GRINDURO!ってものをざっと説明しておきますと、まぁ土の上を走りたいヤツはローディだろうがマウンテンバイカーだろうが何でも来いの異種格闘技戦。乗り物自由(E-Bike以外)。つってもいろんな意味でドロップハンドルの人たちのフィールドではありますが…。1Dayで設定された100km弱のロングルートの中に舗装・グラベル・ダートの登り下りを織り交ぜた4カ所のタイム計測セクションを設けてその合計タイムを競うといったレースです。コレはおもろそうし!オレ的ぢゃん! 568的ぢゃん!
そして、こっからがこのレースの人気の真の理由だと思うんですが、前日からキャンプサイトでパーティしてレースの後まで楽しもうというお祭りムードがつくられてるんですね。ベースのキャンプサイトではフードベンダー来てるしビール飲めるしライブパフォーマンスもあるし、といった…。ファッション性高いです…。バイブスあげぽよな…(-_-) その場にいて毛色の違いを感じた自分としてはそこを言及してくとちょっと疲れるのであとは各自調査で。
とまぁ、とにかく大人気でエントリー受付開始早々ソールドアウトのこのイベント。MTB仲間と一緒に出るつもりがうっかり自分だけがクリック合戦を勝ち抜いてしまいソロ出場となりました(-_-)
で、このイベントの開催が台風19号直撃の10月12日(土)をレース本番に設定した10月11日から10月13日の3Days。自転車に限らずこの週末に予定されていた国内のイベントが軒並みキャンセルを発表する中、直前の10日夕方にGRIURO! JAPANは規模を縮小しての凶行的強行を発表。コレにはエントリーしていたライダーからも賛否両論、英断だナンだ、イヤ、保安だ倫理だナンだとにゃんにゃんちゅぱちゅぱしたようですがそこを言及すると疲れるので…(-_-)
ボクに意志はナイ、意見もナイ。ただヤルってゆーならヤリますよ、と(-_-)
そんなワケで前泊キャンプもヤヴァそうなので急遽ホテルを予約して現地へ。トライアスリート向けに改装されたバイク持込可能の部屋でラッキーマンv(-_-)v
意外と気温高めで小雨の斑尾高原のキャンプ場&スキー場。ドロップハンドルのバイクがたくさん並んでいます。ハードテールのMTBもちょこっと。自分のようなフルサスバイクは2、3台しか見なかったかなぁ。異種格闘技戦とは言ったもののやはり自分は異色でしょうか。
受付を済ませてから、スポンサーメーカーの展示なんかを一巡した後、レギュレーション説明を聞きます。コースが全30km弱、3つの計測セクションに短縮され、午前中のみのスケジュールになったと聞き、物足りなさげな気分に。ま、仕方がない。
ホテルに戻ってビールを飲みまくりつつ翌日の天気を案じながら装備について悩むけど、目覚めてみないとわからないので諦めました。
で、当日。これまた意外な気温高めの小雨。土砂降りの中をレインウェア着て走る覚悟でいたのでかなり気が楽に。namobooonから調達したホットジェルを全身に塗りたくりメッシュジャージ&ショートパンツで出走することにしました。
7:00レーススタート。総エントリー350名のうち当日集まった280名くらい?(意外と多い?)が一斉にロールアウトしますがしばらくは非計測区間。仲間としゃべくりながらゆっくりと走るライダーたちもいます。自分はソロなのでぼちぼちと。補装路をマイルドに流しつつオフロードのダブルトラックはドロップハンドルの皆さんをパスしながらブッ飛ばします。多分こうやって遊ばないと楽しむトコなくなっちゃうと思ったので。
そーこーしてるうちに最初の計測区間SS1が現れました。ダートのヒルクライムで200メートルアップ。どこまでいけばゴールなのかわからずに走ってるのでとにかく垂れないギリギリの強度で回し続けます。ヘタレなりにガンバってるんですがこれが長~く感じるんですね。早く終わってくれ!と、もがいてるうちにやっとのことでフィニッシュ。14分くらいの地獄でした。
で、ちょっと進んだところにあるフィードエリアで小休止。このレースの良いところ、フィードが充実してます。実際、ウォーターボトルだけあればそれ以外はほとんど補給の携行は必要ないかも。
次第に強まる雨。濡れた体が冷えて動かなくなるとマズイのでさっさとゴールを目指すことに。
その先のリエゾン(つなぎ区間のこと言います)は砂利道ダブトラブッ飛ばしの下りが暫く続きます。シクロやグラベルバイクにとっては結構な刺激なんだろうなぁ、くらいの。それが終わると今度は、舗装路のヒルクライムがダラダラと。良いペースのグラベルライダーを捕まえてちょっと会話したりしてダラダラダラ。ダラダラに飽きて脚がだる~くなったあたりで “DEATH CLIMB” の看板が登場。キツイ。イメージだとウツクシ激坂おかわり3~4杯ってとこかなぁ。計測区間ぢゃないけど一生懸命ヤリます。ビッグコグの自分を除いては、視界に入った全員がもれなく押し歩きでした。
そしてやってきたSS2はネッチャネチャのヌッタヌタのドロッドロのダウンヒル。ワケのわからんままフィニッシュしたのでレポート不可。
1kmあるかないかのリエゾンは芝風味の下り基調シングルトラックでほんの一瞬。
SS3のスタート地点に到着です。最後のSSは補装とオフロードのミックス。ゴーカートのコース?みたいなトコと芝スラロームとを周回してからゲレンデダウンヒル。こちらもあっという間でリズムにノる前に終了したカンジ。
あとはゴールまでゲレンデ内のリエゾン区間を流します。コースマーシャルの「あとは下りだけですよ~。」の案内を受けて進んでいくと…。クッッッソ登り!ふざけんな! 芝!クッッッソ滑る!濡れた芝オフキャンコーナークライム、クッッッソ滑る!これを自転車乗りたるもの足を着くものかと気合で乗り切りながらも、周りのみんなが躊躇なく降りて歩くのを見てなんか虚しくなる。…からの雨やらガスやらでなんも見えないゲレンデを下って行くと靄の中からいきなり現れたバルーンゲートに突っ込んでゴール。
といったカンジでレースを終えました。
結果は Age31-40 カテゴリーで出走75名中 8位。
グラベルやシクロを駆るローディが優勢かと思っていた中、トレイル遊び人の自分のこのポジションは意外でした。今回は雨天だったことや大幅なコースセットの変更があったのでなんとも言えませんが、勝負するならドロップハンドルのバイクではないだろうなぁ、という印象です。
若干物議を醸したGRINDURO! JAPAN 2019。普通の自転車レースとちょっと違ってココに記載しきれない情報盛沢山です。そーとー端折ってますので興味があればダイキまで。どうやら次回の開催が決定してるという情報もあるので、568のみんなも検討してみてはいかがでしょうか。イイとこイケる気配を感じます。